このレポートでは、前回までのレポートで製作したプールライナー池への
循環ポンプの設置とドライろ過フィルターへの接続方法についてまとめました。
最初はポンプなんて投げ込んで終わり!だと思っていましたが、
屋外の池は落ち葉などゴミの発生量が多く、
すぐに吸い込み口が詰まってしまうことがわかりましたので、
しっかりとゴミ吸い込み対策をして設置しています。
循環ポンプの選定
室内アクアリウムで使用されるポンプは、基本的に投げ込み式の水中ポンプになりますので、
最初は適当に選べばよいかと考えていましたが、、
屋外でも使えそうなものになるとかなり数が限られることがわかりました。
なぜならほとんどのポンプは室内設置想定なので、電源ケーブルがかなり貧弱!なんですよね。。
屋外かつ池に設置するポンプなので、ある程度のケーブルの長さと耐候性が必要です。
我が家では、いろいろと検討した結果、、
タカショーさんの噴水用ポンプ:マーメイド800を採用しました。
選定理由は以下の三つです。
- 屋外使用想定のポンプである(ケーブルが丈夫)
- ケーブルが2mとそこそこ長い
- 最高揚程が105cm(@50Hz)と十分高い
- ジョイントの外径が13mmΦと塩ビパイプVP13とばっちり合致する
流量は10L/minと200Lの池に対しても若干少なかったですが、
10L/min x 60min÷200L=最大3回転/hするのでドライろ過なら大丈夫でしょう!
また、意外と見逃しがちですが、最大揚程は重要です。
ポンプの揚程と水量の関係は反比例するので、
今回のポンプの場合、揚程0cmで流量10L/min(最大流量)、
揚程105cmでは流量0L/min(流れない!)となります。
今回のドライろ過装置の上端は水面から40cm程度ありますが、
5L/min程度は十分流れるでしょう。
↓今回ポンプを接続するドライろ過フィルターの記事です。
塩ビパイプとの接続については、ピッタリすぎて微妙に入らなかったので、
ジョイント側をほんの少しやすり等で削ってあげるとうまく入りました。(削り過ぎに注意)
残念ながら、マーメイド800は現在は生産終了になっていました!
が、幸い後継品がありました(マーメイド500/1000)。
マーメイド500は水量は若干落ちますが、そのまま置き換えで使えそうです。
マーメイド1000は流量は問題ないですが、継ぎ手がホース用になっているので、
若干工夫が必要そうです。
また、マーメイド500/1000には水深20cmより浅いところで使用してくださいという
注意書きが追加されていましたが、メーカーに問い合わせてみたところ、
耐水圧等の技術的な理由ではなく、動作確認を行っていないので、
動作保証できませんといった内容の回答でした。
(極端に深くなければ大丈夫そうな気もしますが、、あとは自己責任ですかね)
ポンプの詰まり対策
ポンプを購入したら、あとは池に投入して、ろ過装置に接続!かと思いきや、
すぐにゴミが吸入口に詰まってしまうことがわかりました。。
ポンプの吸入口の周りにゴミ吸い込み対策のフィルターを付ける必要がありますが、
そんなフィルターは売っていないので、
ポンプ本体ごと何かで覆ってしまおう!となりました。
DIYパパ御用達(?)のダイソー様で捜索です!
ダイソーで発見したお宝アイテムは虫かごです!
ここまでピッタリするものが売ってるとは思いませんでしたが、
さすがダイソー様!
ポンプを中に仕込んで吐出口を虫かご上部の開閉蓋から出せば、
簡易ゴミフィルターの完成です。
念のために、
一緒にメッシュ状のきんちゃく袋を買ってきて覆うことにしました。
吸い込み流路面積がかなり大きいので、簡単には詰まらないでしょう。
実際、メンテナンスはほぼ1年に1回程度で運用できています!
ポンプの振動で虫かごから振動音が出ることがありましたので、
気になる場合は、ポンプ本体側にゴムやスポンジ等の柔らかい素材を
巻きつけておくと振動音の発生が防げます。
池循環ポンプまとめ
- 投げ込みポンプはタカショーのマーメイド800を使用
- ポンプ詰まり対策にダイソーの虫かごを使用
で、メンテは1年毎程度で済んでいます。
運用開始して半年ほどしたころ、ポンプが一度だけ故障してしまいましたが、
おそらく送水先のドライろ過装置側の物理ろ過層(ウールマット)の
つまりが原因だと推定される症状だったため、ポンプ側の問題ではなかったと考えています。
ただ、よりによって冬に故障したので、水が冷たすぎてつらかった…
その後、物理ろ過層のウールマットを少し薄くすることで、
その後1年半は故障なく動いていますので、
安定運用可能な循環システムとなりました。
次のレポートでは、ポンプへの電源供給関連についてまとめてみたいと思います。
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