我が家のプールライナー製の小さな池はろ過装置のおかげで
水質が安定してはいたものの、
以下の写真のように水が黄色くなることが多くなってきました。
落ち葉等の有機物を微生物が分解する際に発生する
フミン酸やフマル酸と呼ばれる物質に起因する着色のようで、
魚にとってはまったく問題ではないとのことのですが、
見る側の人間はやはり、きれいな透明な水の方がいいですよね。
ただ、池の水を頻繁に水替えするのも現実的ではないので、
あまり気にしないようにして、しばらく静観していました。
ところが、ある日、大雨が降った翌日に、
池がきれいな透明な水になったのを見て、
そうだ!水をかけ流しにすればいつも透明だ!
と思いたち、突然井戸掘りプロジェクトが発足しました(笑)
このレポートでは、まずモチベーション付けと家族を説得するため(切実)の、
井戸のメリット・デメリットについてまとめたいと思います。
井戸のメリット
かけ流し
なんといっても、池の水がかけ流しにできることですね。
池をかけ流しにすることで、ろ過もほぼ不要になります。
常に水が流れ続けるので、ほとんど蚊もわきません。
公園でも噴水や小川など“動きのある水”から蚊が発生することはなく、排水枡や木のくぼみに溜まった水などから発生します。どんなドブ川であっても、流れがあれば蚊はいません。
引用元:日経ビジネス なぜディズニーランドには蚊がいないのか
そして、最大のメリットは、夏場の高水温化対策ができることです。
夏の池の水温は30℃を平気で超えてくるので、
夏場は魚たちも大変つらそうです。。
常に井戸から18℃近傍の水が供給されるようになれば、
快適な生活が約束されますね!
庭の水やり
我が家には下水道が来ているので、庭に水やりした分もしっかり下水料金を取られてしまいます。
仕方ないとは思いますが、なんだかちょっと納得いかない感じですよね。。
「下水道料金」は、上水道の使用水量を汚水排出量とみなして計算されます。下水道のない地域では、請求されません。
引用:URくらしのカレッジ
かけ流しの井戸水を一時的にためられるバッファーを作れば
ちょっとした水やりであれば、そこから水を汲んで使えそうです。
緊急用水
最近、井戸は緊急用水としても注目されています。
一度災害が起こって水道が止まってしまうと、
飲み水は備蓄で対応できますが、
食器を洗ったりトイレを流したりするような水はなかなか手に入りません。
水道の復旧は、電気に比べてかなり時間がかかると言われています。
内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定によれば、各ライフラインの復旧目標日数は、電気で6日、上水道で30日、ガス(都市ガス)で55日となっています。
引用元:tenki.jp
そんな時に井戸があれば、
電気が復旧した時点で飲料水以外の水が確保でき、
非常に役に立つことうけあいです。
家族の説得にはこの理由が一番かも!?
井戸(かけ流し)のデメリット
ポンプ
かけ流しにしたいので手動ポンプというわけにはいきませんが、
一般的な井戸用ポンプは生活用水を想定しているようで、
かなり大型のものが多く、置き場と電気代が問題になりそうです。
今回は生活用水に使うわけでないので、
低出力の水中ポンプを一生懸命探すことになりました。
排水
水をかけ流しにするのはいいのですが、
そのままだと池があふれて周りが水浸しになってしまいます(汗)
地面に水を戻すための対策が必要になります。
我が家では大きめの浸透桝を作って、地面にしみこませることになりました。
井戸掘り
当たり前ですが、井戸を作るには穴を掘らないといけません。
自分の最初の井戸のイメージは
人がスコップで穴を掘っていく露天掘りでしたが、
これを小さな庭でやるのは危ないしそもそも無理です。。
業者に井戸掘りを依頼することもできるようですが、
当然そこそこの費用がかかりますし、
こちらも庭にある程度の広さがないと機械が入りません。
幸い我が家の立地は川が近いこともあり、そこそこの深さで水が出そうでしたので、
省スペースかつ人力で掘れる方法を調査することなりました。
井戸のメリット・デメリットまとめ
井戸のメリット
- 池をかけ流しにでき、夏の高水温対策が可能
- 庭の水やりに好きなだけ使え、下水料金も取られない
- 緊急用水として、緊急事態には非常にお役立ち
井戸(かけ流し)のデメリット
- かけ流しにするには常時稼働可能な電動ポンプが必要
- かけ流しにする場合、排水設備も必要
- そもそも井戸を掘るのが大変(立地によっては人力では不可能な場合も)
上述の通り、我が家ではそこそこの深さで水が出そうだったため、
これらのデメリットについて対策をしつつ、
人力掘り井戸の方向で検討することとしました。
次回は、井戸掘り準備のための調査結果をまとめてみたいと思います。
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