小さな池での水草生育

庭池
庭池

前回のレポートで無事に池底に砂利を敷いたので、

早速水草を植えたいですよね!

google先生に聞いてみたところ、

屋外で育成可能と言われる水草はいくつかありましたが、

底面に土を敷いている池の記述が多く、

我が家のように砂利を敷いた池で育てられる水草についての

情報はあまり見つかりませんでした。。

そこで、候補となる水草を実際に植えてみた実験結果を

レポートにまとめてみました。

ゆきまる
ゆきまる

いろんな種類の水草がわさわさした池にしたかったのですが、

なかなか厳しい結果となっています(泣)

水草の選定

屋外の池で育てるため、水草は夏の高温および冬の低温に

耐えられるものである必要があります。

特に越冬できるかどうかが肝ですね。

日本に自生している水草であれば、温度面はまず問題ないと思われるため、

できれば日本産のものがベストです。

次にどの水深に水草を植えたいかで、水草の種類を選んでいきますが、

大きく分けると、いわゆる浮草と、

根は水に浸かっていても良いが、葉は水面から出た状態でないと育たないもの(抽水性)と、

完全に水没した状態でも育つもの(沈水性)があるようです。

今回は、池底の砂利に植えたいので、基本的には沈水性の水草から選ぶ形になりそうです。

とは言っても全く知らない水草はなかなかとっつきにくかったので、

アクアリウムでも使われていて、なじみのある水草の中から、

屋外環境で越冬できるとの情報があった以下の水草を植えてみました。

  • ロタラ
  • ハイグロフィラ
  • ルドヴィジア
  • バリスネリア
  • コブラグラス
  • ヘアーグラス
  • グロッソスティグマ
  • サジタリア

水草の育成結果

結果として、生き残った子はごくわずかでした(泣)

我が家の池は南側に隣家、さらに池の直上に大きなジューンベリーがあり、

夏以外はほぼ一日中日陰になることと、

金魚が水草をつつきまくることもあり、

かなり厳しい条件であったことはご留意ください。

短命だった水草たち

ハイグロフィラ・ポリスペルマ

ハイグロフィラ
ハイグロフィラ(出典:楽天charm)

いきなりインド原産の水草です(汗)

完全に水没していれば越冬可能との情報があり植えてみましたが、

冬越し云々の前に、根を少し張ったところで、

すぐに金魚につんつんして抜かれてしまい、

植えなおしを繰り替えす日々。数回繰り返したところであきらめました。。

これは完全に金魚のせいですね(汗)

ただ、成長スピードもかなり遅かったと記憶しています。

室内水槽では砂利でも手に負えないくらい良く育つ水草ですので、

日照の問題もあったのかもしれません。

ヘアーグラス

ヘアーグラス
ヘアーグラス(出典:楽天charm)

アクアリウムではおなじみの前景草であるヘアーグラス。

写真のようにグランドカバーのような形でランナーを出して広がります。

日本にも自生しており、マツバイと呼ばれる水田の雑草です。

温度的な問題は心配ないのですが、

室内水槽でも砂利ではなかなかうまく育てられなかったので、

心配しながら植えたものの、、

案の定全然生育してくれず、そのままいなくなってしまいました。

この子は土でないと厳しいのかもしれません。

グロッソスティグマ

グロッソスティグマ
グロッソスティグマ(出典:楽天charm)

こちらもアクアリウムでおなじみグロッソスティグマで、

グランドカバーのような形でランナーを出して広がります。

オーストラリア原産ですが、越冬可能との情報があり植えてみました。

室内水槽では砂利でもイニシャルスティックのような

肥料を埋め込んであげれば育成できたので期待していたのですが、

池では全然育ってくれず、すぐにいなくなってしまいました。。

もしかすると土か日照のどちらかがあればいけたのかもしれません。

冬までは耐えた水草たち

ロタラ・ロトンディフォリア

ロタラ・ロトンディフォリア
ロタラ・ロトンディフォリア(出典:楽天charm)

アクアリウムではとても生育旺盛でトリミングが面倒なくらいの水草です。

日本原産の水草(和名:キサシグサ)であり、冬越しも大丈夫だと思っていたのですが、

日照のせいか、そもそも夏も生育があまり旺盛とは言えず、

あまり繁茂しないまま冬に突入したためか、

春に再びその姿を見ることはできませんでした。。

室内水槽では砂利でも十分すぎるくらい育つため、日照の問題だった可能性が高そうです。

ルドヴィジア

ルドヴィジア
ルドヴィジア(出典:楽天charm)

あまり育てたことのなかった水草ですが、

日本原産でミズユキノシタと呼ばれる水草です。

この子も生育があまりよろしくなく、冬まではなんとか耐えたものの、

春に復活することはありませんでした。。

バリスネリア

セキショウモ
セキショウモ(出典:楽天charm)

アクアリウムでは、スクリューバリスネリアとして

お目にかかることが多い水草です。

今回、植えたのは日本原産のセキショウモと呼ばれるものです。

近くの湖で拾ってきたものだったので、環境的に近いため期待していたのですが、

しばらくはそれなりに成長していたものの、

冬越しできずいなくなってしまいました。

我が家の庭は冬になると全くと言っていいほど日が当たらないので、

やはり日照の問題かもしれません。。

ぎりぎり冬越しした水草

コブラグラス

オーストラリア原産の水草です。

室内水槽ではあまり繁茂させられたことがなかったので、

心配でしたが、なんとか冬越しし、

春まで生き残ることができました。

正直、まったく繁茂していないのであまり状況は良くないですが、

耐寒性は問題なさそうです。

日照を確保して繁茂させられれば、かなり良い感じになるのではと思います。

繁茂した水草

サジタリア

ナガバオモダカ
ナガバオモダカ

アクアリウムではおなじみピグミーチェーンサジタリアの仲間である、

めだかの水草としても有名なナガバオモダカ(ジャイアントサジタリア)を

植えました。

ゆきまる
ゆきまる

唯一まともに生き残っているので自前の写真がありました!

北アメリカ原産の水草ですが、

我が家の砂利底+日照条件の厳しい環境でもすくすく育ち、

池の底面をほぼカバーするところまで成長しました。

冬は水上部は枯れましたが、水中の葉はそのまま残り

魚の良い隠れ家になっています。

ランナーを出して増え、意外と水中では小さな葉が展開されるので、

良い感じのグランドカバーにもなっています。

夏前には小さな花も咲かせてくれています。

↓ブレブレの写真しかなかった(汗)ので、楽天より写真引用

ナガバオモダカの花
ナガバオモダカの花(出典:楽天charm)

我が家の厳しい環境でこれだけ繁茂する水草なので、

環境によっては爆殖しそうですので、そういった注意は必要かもしれません。

まとめ

いろいろと越冬可能と言われている水草を育ててみましたが、

我が家の砂利底+日照環境が悪い池でもしっかり育ってくれた水草は、

ナガバオモダカ(ジャイアントサジタリア)だけでした。

日照がもっと良ければ砂利底でも育つ水草はありそうなのですが、

我が家の池の日照では当面ナガバオモダカ頼りになりそうです。

この記事を書いた人
ゆきまる

研究員1こと、ゆきまるです。
化学メーカーで研究開発に従事している40代サラリーマンです。
エンジニア独自のこだわり(?)と園芸歴10年、アクアリウム歴15年の細く長い経験を活かし、かなり個性的な庭ができてきました。
そうは言っても我が家の庭はまだまだ未完成、これからも楽しんでいけそうです。

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