このレポートでは、プールライナー池用の循環ポンプに
AC100V電源を供給するための屋外電源の設置についてまとめました。
我が家で採用した池用ポンプの電源コードは2mなのに対して、
家の屋外コンセントまでの距離は約10m・・・まぁ全然足りません!
最初は屋外用の延長コードでいいかと安易に考えていましたが、
よく考えれば何年もそのままになるため、それはさすがにまずいかも。。
ということで、長期間の屋外暴露に耐えられる方法で電源を設置することにしました。
電源ボックスの設置
基本的には家の屋外コンセントから池の近くまで電源ケーブルを引き、
池の近傍にタップを置くことになりますが、
当然タップが雨に濡れないようにしないといけません。
タップの部分を防雨型コンセントボックスで覆えばなんとかなるかとも思いましたが、
ここ最近のゲリラ豪雨を見ると、やはり少し不安が残ります。
電源ボックスの選定
まず近所のホームセンターを徘徊して探したところ、、
屋外コンセント用のボックスを発見しました!
よくキャンプ場の電源付きサイト等で見るやつですね。
ただ、ホームセンターには白やベージュ色のものしかなく、
ちょっと庭では目立つかも…ということで、ネットで探したところ
未来工業さんのウォルボックスという商品にブラウンのものがありました。
これなら庭に置いてもそんなに目立たなさそうです!
屋根なしタイプもありますが、雨がばしゃばしゃかかるので、
屋根付きの方が水の侵入リスクが低くなりますのでお勧めです。
ただ、やはり近所のホームセンターにはおいてなかったので、
モノタロウさんのWebストアから購入しました。
個人では取引できないイメージでしたが、個人向けもやってます!と大きく書かれているので、
安心です。当時は送料も500円と安いうえに3500円以上頼むと送料無料!でした。
電源ボックスの取り付け
電源ボックスは決まったので、次はこれをどこに設置するかですが、
我が家の池のそばには、以下のようにジューンベリーがどかんと鎮座しているので、
株元にお邪魔させてもらうことにしました。
夏のスコールや強烈な日差しをしのげるので、木の株元はだいぶ環境が良さそうです!
もし日陰に設置できない場合は、茶色だと温度が上がり過ぎる可能性があるので、
太陽光を吸収しにくい白色にした方が無難かもしれません。
そのまま地面に置くわけにはいかないので、
ジューンベリーに直接くくり付けようかと思いましたが、
木は日々成長するのでちょっと心配です。
そこで、株元に柱をたてることにしよう!と思いつき、
園芸用ポールの登場です!
園芸用ポールを地面に突き立て、結束バンドで電源ボックスの裏にあるスリットと
ポールをくくります。ただ、そのままだとだんだんと滑っていってしまうので、
園芸用ポール用のクロスパッチンなるものをつけてから、
結束バンドをつけています。
電源配線の引き込み
電源ボックスの設置は無事に完了したため、
次は電気配線の引き込みです。
電源ケーブルをそのまま配線したり、土に埋めたりするのは安全上問題があるので、
よく外構工事で見かけるPF管を埋設してその中に電源ケーブルを通します。
電源ケーブルは市販の延長タップを使用したいところですが、
当然ですがタップがついていたらPF管の中を通すことはできません。。。
また、今回は屋外用の電源コンセントに接続するため、
プラグ側も防水プラグにしておきたいところですので、
ケーブル、プラグ、タップを別々に購入し、組み合わせて使用することにしました。
電源タップの製作であれば、電気工事士の免許は不要とのことですが、
やはり接触不良やショートさせてしまうと、漏電や発火のリスクがありますので、
あくまでも自己責任となります。
慣れていない方はプロもしくは電気工作に詳しい方に
作業していただくことをお勧めします。
PF管の中に入れますが、念のため電源ケーブルは耐候性のあるものにしています。
(こちらでは、写真にある2PNCTケーブルを採用しています)
まず、ケーブルをPF管の中に通してから、PF管を埋設するルートに仮敷設します。
先にPF管を敷設していまい、ケーブル通すのが大変でした
以下のような通線ワイヤがあるとだいぶ作業がやりやすいと思います。
我が家では、家の中にLANケーブルを通すのに使った通線ワイヤがあったので、
幸いそれがそのまま使えました。
通線用ワイヤがあっても、VVFのような単線ケーブルは曲がってくれないため、
くせがついているPF管内への通線は非常に困難です。
末端の圧着端子加工が必要にはなりますが、より線ケーブルの方がおすすめです。
ケーブルを通したPF管を敷設が完了したら、
あとはウォルボックスの下面の打ち抜き穴をあけてPF管とポンプの電源ケーブルを通し、
最後にタップを取り付けて完成です!
打ち抜き穴とPF管やケーブルの間に隙間がある場合は、虫が侵入してくるので、
ビニールテープ等で隙間を埋めることをお勧めします。
屋外電源設置-その1まとめ
- 茶色の電源ボックスを使用(未来工業製ウォルボックス)
- 園芸ポール+クロスパッチン+結束バンドで固定
- PF管にケーブルを通してから敷設して、ボックス内に引き込む
- 最後にボックス内でタップを加工
これで無事に池の近くにポンプ用の電源を設置することができました。
茶色のウォルボックスは庭に置いてもあまり目立たず、かなりお勧めです!
ただ、やはり屋外への電源の常設は、初めてだったこともあり少し心配だったので、
検討した漏電対策について次のレポートにまとめてみたいと思います。
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