このレポートでは、プールライナー池用の循環ポンプの
漏電リスクについての調査結果と対策をまとめました。
ポンプは屋外用とはいえ、水に浸かりっぱなりなので、
やはり漏電リスクを伴います。
池の金魚にえさを上げていたら、感電して池にドボン!
なんてことはなかなかないとは思いますが、
心の平穏のためにも、念のための対策を実施しています。
屋外コンセントのブレーカー
家の屋外に設置されたコンセントから電源ボックスに電源を引いているので、
大変な事態(!?)になれば屋内のブレーカーが機能するはず・・・です。
我が家では洗面所の壁面の上の方にブレーカーボックスが取り付けられていました。
屋外コンセントが接続されているブレーカーを確認したところ、
左から2番目のL・D電灯コンセントのブレーカーに接続されているようです。
しっかり調べたい場合は、該当のブレーカーを落としてみるのが間違いないです
屋外で何かあってブレーカーが落ちたら、リビングの照明が消えるので、
すぐ気づけそうですね!
ただ、この個別のブレーカーはサーキットブレーカー(安全ブレーカー)と
呼ばれる過電流にのみ対応するブレーカーのようです。
該当のブレーカーは20Aだったので、20A以上流れてしまった場合に、
初めて動作するブレーカーなので、電源のショート(短絡)には対応できますが、
ポンプの漏電にはまったく対応できません。
一般的に人体に20mA(=0.02A)以上の電流が流れると
危険(自分で体を動かすことができなくなる)と言われています。
と、少し心配になっていたところ、、
主幹のブレーカーに漏電遮断器がしっかり設置されていることがわかりました。
ただ、このままだとどの程度の漏電で遮断されるのか全くわからないため、
パネルを剥いでみました。
中にはしっかり定格感度電流の記載があり、
30mA以上の漏電があると電源を遮断してくれるようです。
漏電がなければ行きと帰りの電流は必ず一致するため、
漏電遮断器は行きと帰りの電流を比較して、その差が設定値以上あると、
どこかで漏電があると判断して、電源を遮断する仕組みです。
人体の危険レベルは20mAでしたが、
漏電時に30mAがすべて人体に流れ込むわけではないので、
安全上はおそらく問題ないのだと思います。
ただ、ここが落ちたら家全体が停電なんですよね。。
漏電遮断器は漏電がおさまらないと復旧できないので、
自分がいるときなら対応できそうですが、不在の時は家族がパニックになりそうです(汗)
個別の漏電遮断器が必要ですね!
コンセント式漏電遮断器
分電盤に個別の漏電遮断器をつけるのは大変すぎるので、
何か良いものはないかと探していたところ、
コンセントに取り付けられる漏電遮断器を発見しました。
その名もビリビリガード!
とてもストレートな名前で良いですね!
コンセント式なので、設置済みのタップにそのまま設置でき、
ポンプが漏電した場合、ポンプの電源のみを遮断できます。
漏電検出しきい値も15mAなので、家の主幹ブレーカー(30mA)を落とすことなく、
ポンプの電源のみ落とせるのも大きなメリットです。
実際設置した写真はこちら↓
だいぶ余計なものが入っており狭そうですが、
未来工業のウォルボックスのうち、最も小さいWB-1ATにも
ばっちりおさまっています。
これで、池ポンプからの漏電対策はばっちりです。
知らない間に漏電遮断されて、ポンプが止まっていることに
気づかない可能性はありますが(汗)
自分は池の様子は毎日チェックしているので大丈夫です!
池のポンプ用-屋外電源設置-その2まとめ
- 家の主幹ブレーカーは漏電検知機能付きだが、池ポンプのせいで家全体が停電(汗)
- 個別のブレーカーは過電流検知のみで漏電検知機能はない
- コンセント取り付け式のビリビリガードで漏電遮断が可能
無事に漏電対策ができたので、電気周りはこれで一安心です。
次回のレポートでは、夜間の落下防止のために設置した、
ガーデンライトについてまとめてみたいと思います。
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